氷   雨

作詩・作曲 とまりれん
昭和52年
1 飲ませて下さい もう少し
  今夜は帰らない 帰りたくない
  誰が待つと言うの あの部屋で
  そうよ 誰もいないわ 今では
  唄わないで下さい その歌は
  別れたあの人を 想い出すから
  飲めばやけに 涙もろくなる
  こんなあたし許して 下さい
  外は冬の雨 まだやまぬ
  この胸を 濡らすように
  傘がないわけじゃ ないけれど
  帰りたくない
  もっと酔うほどに飲んで
  あの人を 忘れたいから


2 私を捨てた あの人を
  今更悔んでも 仕方ないけど
  未練ごころ消せぬ こんな夜
  女ひとり飲む酒 侘しい
  酔ってなんかいないわ 泣いてない
  タバコの煙り 目にしみただけなの
  私酔えば 家に帰ります
  あなた そんな心配 しないで
  外は冬の雨 まだやまぬ
  この胸を 濡らすように
  傘がないわけじゃ ないけれど
  帰りたくない
  もっと酔う程に飲んで
  あの人を 忘れたいから
  忘れたいから

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