豊 予 海 峡

作詞 星野哲郎  作曲 船村 徹
昭和61年 
1 女に去られた 男がひとり
  男に去られた 女がひとり
  群れる鴎を 振り切るように
  伊予路に向う 舟の上
  あんたもかい…
  私もよ…
  傷を見せあう 豊予海峡


2 一人がいいよと 強がる男
  気楽でいいねと 粋がる女
  知らぬ同志が 酒くみかわす
  潮路は暮れる 佐田岬
  泣かないで…
  泣かないわ…
  交わす目と目に 宿る灯(ともしび)


3 死ぬのはやめたと 男が叫ぶ
  私もやめたと 女がわらう
  生きるのぞみを みつけた二人
  やさしく照らす 瀬戸の月
  頑張ろうね…
  ふたりでね…
  影がより添う 豊予海峡