矢 切 の 渡 し

作詞 石本美由起  作曲 船村 徹
昭和57年
1 「つれて逃げてよ…」
  「ついておいでよ…」
  夕ぐれの雨が降る 矢切の渡し
  親のこころに そむいてまでも
  恋に生きたい 二人です


2 「見すてないでね…」
  「捨てはしないよ…」
  北風が泣いて吹く 矢切の渡し
  噂(うわさ)かなしい 柴又すてて
  舟にまかせる さだめです


3 「どこへ行くのよ…」
  「知らぬ土地だよ…」
  揺れながら艪が咽(むせ)ぶ 矢切の渡し
  息を殺して 身を寄せながら
  明日へ漕ぎだす 別れです


index