山岳の唄(北アルプス白馬岳) 作詩 小西民治 作曲 古賀政男 昭和10年 |
1 此処は白馬 雪渓一里 ピッケル片手に サクサク登る 登る行手の 狭霧の中で ヤッホヤッホの 声がする 2 此処は白馬 東の空に 煙りたなびく 浅間と白根 レンズのぞいて ピントを合せ 日の出待つ間の 一休み 3 此処は白馬 南を見れば 鹿島、針の木、槍穂高岳 西は白山(はくさん)、立山、剣 北は青螺(せいら)の 佐渡ヶ島 4 此処は白馬 風さえ薫る お花畑に ひる寝をすれば 夢にコマグサ 思いが通う 岳は七月 花盛り 5 此処は白馬 夕焦け小焦け 明日の天気を 心にかけて 夜半に起きれば 降る星空の 下に富山の 灯が光る |