山 は 夕 焼
作詩 岡田千秋 作曲 田村しげる
昭和8年
1 山は夕焼 麓は小焼
ひとりとぼとぼ 裾野(すその)に暮れりゃ
吹くな木枯 侘(わび)びしゅてならぬ
心しみじみ 旅の鳥
2 西に東に 仮寝(かりね)の枕
思い遙かな ふるさと偲(しの)びゃ
遠い灯(あかり)が 恋しゆてならぬ
心しみじみ 里ごころ
3 塒(ねぐら)定めぬ はかない旅路
きょうもとぼとぼ 枯野を辿(たど)りゃ
沈む夕陽が 哀(かな)しゅてならぬ
心しみじみ 一つ星