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軍 国 の 母

作詩 島田磐也  作曲 古賀政男
昭和12年
1 こころ置きなく 祖国(くに)のため
  名誉の戦死 頼むぞと
  泪も見せず 励まして
  我が子を送る 朝の駅


2 散れよ若木の さくら花
  男と生まれ 戦場に
  銃剣執るのも 大君(きみ)ため
  日本男子の 本懐ぞ


3 生きて還ると 思うなよ
  白木の柩(はこ)が 届いたら
  出かした我が子 あっぱれと
  お前を母は 褒めてやる


4 強く雄々しく 軍国の
  銃後を護る 母じゃもの
  女の身とて 伝統の
  忠義の二字に 変りゃせぬ
  忠義の二字に 変りゃせぬ


本心を言えない当時の母親の気持ちは、素直に何でも表現出来る今に比べて、数倍も悲しかったことでしょう。その気持ちを酌み取りましょう。


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