流 砂 の 護 り
作詩 柴室代介 作曲 佐藤富房
昭和12年
1 男子(おのこ)度胸は 鋼(はがね)の味よ
伊達にゃ下げない 腰の剣
抜けば最後だ 命を賭けて
指もささせぬ この護り
2 流れ豊かな 黒竜江の
岸の繁みが 我が住家
水を鏡に 鬚面剃れば
満州娘も 一目惚れ
3 可愛い背嚢の 枕の傍に
今朝はひらいた 名無し草
千里続いた この流れ砂
御国(くに)の光で 花も咲く