太 平 洋 行 進 曲


作詩 横山正徳  作曲 布施 元
昭和14年
1 海の民なら 男なら
  みんな一度は 憧れた
  太平洋の 黒潮を
  共に勇んで 行ける日が
  来たぞ歓喜の 血が燃える

2 今ぞ雄々しく 大陸に
  明るい平和 築くとき
  太平洋を 乗り越えて
  希望涯ない 海の子の
  意気を世界に 示すのだ

3 仰ぐ誉の 軍艦旗
  舳(みよし)に菊を 戴いて
  太平洋を 我が海と
  風も輝く この朝だ
  伸ばせ皇国(みくに)の 生命線

4 遠い我らの 親たちが
  命を的(まと)に 打ち樹てた
  太平洋の 富源(ふげん)をば
  更に探ねて 日本の
  明日の栄えを 担うのだ

5 潮と湧き起つ 感激に
  飛沫(しぶき)をあげて 海の子が
  太平洋に 船脚を
  揃えて進む 響きこそ
  興る亜細亜の 雄叫(おたけ)びだ
 

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