愛 国 の 花
歌 谷 真酉美
作詩 福田正夫  作曲 古関裕而
昭和13年

1 真白き富士のけだかさを
  こころの強い楯として
  御国につくす女等は
  輝く御代の山ざくら
  地に咲き匂う国の花


2 老いたる若き諸共に
  国難しのぐ冬の梅
  かよわい力よくあわせ
  銃後に励む凛々しさは
  ゆかしく匂う国の花

3 勇士の後をあとを雄々しくも
  家をば子をば守りゆく
  優しい母や、また妻は
  まごころ燃える 紅椿
  うれしく匂う国の花


4 御稜威のしるし菊の花 
  ゆたかに香る日の本の 
  女といえど生命がけ 
  こぞりて咲いて美しく 
  光りて匂う国の花  


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