お 富 さ ん 歌 谷 真酉美 作詩 山崎 正 作曲 渡久地政信 昭和29年 |
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1 粋な黒塀 見越しの松に 仇な姿の 洗い髪 死んだ筈だよ お富さん 生きていたとは お釈迦さまでも 知らぬ仏の お富さん エーサオー 玄治店(げんやだな) 2 過ぎた昔を 恨むじゃないが 風も沁みるよ 傷の跡 久しぶりだな お富さん 今じゃ呼び名も 切られの与三(よさ)よ これで一分じゃ お富さん エーサオー すまされめえ 3 かけちゃいけない 他人の花に 情かけたが 身のさだめ 愚痴はよそうぜ お富さん せめて今夜は さしつさされつ 飲んで明かそよ お富さん エーサオー 茶わん酒 4 逢えばなつかし 語るも夢さ 誰が弾くやら 明烏(あけがらす) ついてくる気か お富さん 命みじかく 渡る浮世は 雨もつらいぜ お富さん エーサオー 地獄雨 |