箱根八里の半次郎

作詞 松井由利夫   作曲 水森英夫
1 廻し合羽も 三年がらす
  意地の縞目も ほつれがち
  夕陽背にして すすきを噛めば
  湯の香しみじみ 里ごころ
  やだねったら やだね
  やだねったら やだね
  箱根八里の 半次郎


2 寄木細工よ 色恋沙汰は
  つぼを外せば くいちがう
  宿場むすめと一本刀
  情けからめば 錆がつく
  やだねったら やだね
  やだねったら やだね
  まして半端な 三度笠


3 杉の木立を 三尺よけて
  生まれ在所を しのび笠
  おっ母すまねえ 顔さえ出せぬ
  積もる不孝は 倍返し
  やだねったら やだね
  やだねったら やだね
  箱根八里の 半次郎